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 秋の草花の向こうに満月が浮かんでいるイメージで

このところ、レッスン以外のお仕事や
ブーケのご注文をいただいたりであっという間に日が過ぎ、
久しぶりのブログ更新です。。。

中秋の名月に合わせて制作したお月見アレンジ。
以前、展覧会で観た江戸時代の屏風絵に描かれた草花の絵がステキで、
いつかこの絵をイメージしたレッスンをしたいなと思って
今回、お月見のタイミングに合わせて実現することができました。

日本の草花を使って、日本の風景をイメージした作品ですが、
パリスタイルで流行っているシャンペトルアレンジ(田舎風アレンジ)とも
通じるものがあり、その日本版ともいえます。

バラなど華やかな花を使わないで、草花的な花材を種類多く使ったこのアレンジは
ややもするとゴチャゴチャになってしまいがち。
そこを自然に生えていそうにみせながら
美しくまとめるところが今回のレッスンの大切なポイントでした。

植生を生かして部分的にグルーピングしたり、
種が散って一面に咲いている花のように、散らして挿す花もあったり。
風にそよいでいるかのように、あちらこちらに向けて挿したり。

自然の豊かな場所で目にした風景を心に焼き付けていると
頭ではなく、心で感じたまま作れるようになる、そんなアレンジでした。

枝/雪柳
花/リンドウ、フジバカマ、アスター、クジャクソウ
穂/ススキ、ファウンテングラス
葉/ドラセナ(カプチーノ)


yoshimi furuya


     暮らしの花をセンスアップ*flourish