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2017年1月17日(火) 金魚草(スナップドラゴン)
今月のテーマ花材は金魚草です。

科 名 ゴマノハグサ科(オオバコ科)アンティリナム属(キンギョソウ属)
学 名 Antirrhinum majus
英 名 Snapdragon(スナップドラゴン)
別 名 スナップドラゴン
原産地 南ヨーロッパ、北アフリカの地中海沿岸
花 期 4月~6月(初夏が最盛期)、10~11月
出回期 10月〜5月
水あげ 水切り、湯揚げ、手折り
花 色 白、黄、ピンク、赤、オレンジ、紫、複色など
花の形態 ラインフラワー

【名前の由来】
金魚草(キンギョソウ)は、花姿が金魚の形や金魚の口に似ていることに由来します。
学名「Antirrhinum(アンテリナム)」は、ギリシア語で「鼻のような」という言葉がその語源になります。
英名のSnapdragon(スナップドラゴン)は、「snap かみつく」「dragon 龍」という意味で、
口を広げてぱくりとかみついた「龍」の姿に例えたものです。
花屋さんや生産者は略して「スナップ」と呼んでいます。

【歴史】
原産地は南ヨーロッパや北アフリカの地中海沿岸地方で、
日本には江戸時代後期に渡来したといわれています。

【花】
花茎をまっすぐ上に向かって伸ばし、穂状にたくさんの花を咲かせる金魚草は
古くからヨーロッパで品種改良が進み、鮮やかな色彩と豊富な色数で品種の多い花です。

草丈1m以上の高性種、20cm~30cmのこんもり茂る矮性種、そして中間のタイプがあり、
切り花や花壇、鉢植えと幅広く利用されています。
花の咲き方は一重咲き、八重咲きのほか、花が杯状に大きく開くペンステモン(ベル)咲きの品種もあり、
それぞれまったく違った印象を受けます。

本来は多年草ですが、高温多湿の蒸れに弱いことから一年草として扱うのが一般的です。
夏越しできても2年~3年で株は弱ってしまいます。

【用途】
エディブルフラワー(食用花)として栽培されているものもあり、ビタミンCが豊富で
種子からは良質の油がとれるそうです。

今年初の花材は金魚草。
ヒラヒラとした春らしい花姿は「金魚?」それとも「龍?」に見えるのかな・・・

<POINT>
・下から上へ順番に開花するので、下の花がしっかりしたものを選びましょう。
・水につかっている茎の部分は腐りやすいので水換えをこまめにしてください。
・咲き終わった花を摘み取ると他の蕾も咲きます。

junko uji


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