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さて。お二人の先生のインタビュー第2回。

前回のお話から続き、レッスンの姿勢や
これからの展望についても
インタビューさせていただきました☆

ところで最近、レッスンが変化しつつあるように
感じるのですが。

 古家 お部屋に飾りやすいように
    花材を重視するようになってきたからかな? 
    以前は基本形や凝ったデザインが多かったけど、
    お花が長保ちするように、
    よりシンプルに自由なアレンジになってきたかなと
    思います。

 宇治 キレイな旬の花をシンプルキレイに見せる形。
    でもシンプルだからって
    決してカンタンではないんですよね。

 古家 そう。自由度が効く分、
    カッチリしている形より難しく感じるかも。
    レッスンする私たちも常にセンスを磨いて
    アンテナを張るようにしてます。

 宇治 例えば1月の金魚草とチューリップのアレンジ。
    シンプルなんだけど、結構難しかったと思う。

 古家 ナチュラルでシンプル、
    かつセンスよくっていうのが
    flourishの意識していることなんです。

    シンプルに変わるキッカケっていうのも、
    フレンズの感想からなんですよね。
    「前回のレッスンのお花がまだキレイです」
    なんて聞くと、やっぱりお花が長保ちすると
    よろこんでもらえるんだなって。
    選ぶお花や作るデザインで花保ちも違うので
    意識して変えてきました。

    毎回、テーマのお花を決めて
    デザインを考えるのだけど、
    テーマ花材に拘りすぎると
    デザインとして面白くない時があって。
    柔軟にしたいとも思ってます。

    宇治先生の言った
    金魚草とチューリップのアレンジでも、
    テーマ花材の金魚草が主役ではなくて、
    みんながお花について詳しくなるために
    テーマ花材を決めてます。
    主役的に扱われなくても
    その花材について詳しくなるようにと思って。


そうした中で、先生が意識する
「Crazy →Create → Cool」な姿勢とは?

 古家 「Crazy」っていうのは、
    なにかを創造する世界で「枠を外す」っていうのは
    とても大切だと思っているので・・・
    子どもの頃は自由で発想も豊かだけど、
    大人になると枠にはまっていってしまう。
    常識を身につけることも大切だけど、
    なにかを創るときには
    枠をはずしちゃっていいんだよ、って。

    だからflourishではハロウィンのイベントとかで
    ハジケちゃうようにしてる。

 宇治 「Crazy」には「熱狂する」って意味も
    あるんですよね。

 古家 そう。でもここでの意味は、
    常識的でなくてもいいよ、ヘンでもいいよ。
    ヘンになることを恐れないでね、って感じ。
    「ヘンになること」を恐れてたら
    面白いものはできないから。


それが「Create → Cool」に続いていくんですね。
そしていよいよディプロマコースが始まりますが。

 古家 前からリクエストはあったんだけど、
    さらに自信を深めたい人に向けて、
    階段一歩一歩を上がっていくような感じの
    コースにしたいと思ってます。
    今の世の中を見ていると、
    簡単にすぐ(ディプロマが)発行さてれてしまって
    価値がない。
    だからflourishでは確実に力を身につけて欲しい。

    ワイヤリングとかテーピングとか、
    リビングフラワーコースでは教えていないことも
    やりたいと思ってます。

    あとは花の水揚げ、花の扱い方とかも学んで、
    自宅で友達にお花を教えたいとか、
    花屋さんで働きたいとか(というフレンズに)、
    特にそういう目的がなくても自信をつけたい人にも
    自信をもってできるようにしていきたいと
    思ってます。
    
 宇治 基礎はもちろん、必要な事を、
    花材選びや水揚げも全部できないと
    (ディプロマは)お渡し出来ないっていう考えですよね、
    古家先生は。

 古家 私や宇治先生がいなくても
    全て一人でできるようになって欲しいから。
    だから、地に足を付けた姿勢で
    学んでいただきたいです。


ディプロマコースのスタートが楽しみです。
では、最後に今年の目標をお願いします。

 宇治 私は、目標を持たないタイプなんだけど・・・
    あえていえば断捨離。
    物の断捨離だけじゃなくて、
    ムダな事に費やす時間を削ぎ落して、
    必要な事に時間を使っていきたいですね。

    レッスンでは、それぞれのフレンズに合った
    的確な言葉でシンプルに伝えていきたいです。

 古家 「ワクワク☆コツコツ☆キラキラ☆」を
    さらに繰り返していくこと。
    それから「Crazy → Create → Cool」も。
    あと、フレンズが主体的になっていい雰囲気なので
    この雰囲気を大切にしていきたいと思っています。


‘暮らしの花をセンスアップ’ ・・、
flourishがこのコンセプトを大切にしていることを感じられる
インタビューでした。
そして、レッスンにかけるお二人の想いは、
すでに「Crazy → Create → Cool」を
実現されているかのようです。
フレンズのみなさん、次はどのレッスンではじけましょうか?


kaoru asai


     暮らしの花をセンスアップ*flourish