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今月のテーマ花材はオーニソガラムです。

科 名 ユリ科 オーニソガラム属 球根植物
学 名 Ornithogalum
英 名 Star of Bethlehem、Arabian star flower
和 名 大甘菜(オオアマナ)
原産地 地中海沿岸、南アフリカ、西アジア
花 期 3月~6月
出回期 ほぼ周年 10月〜5月流通量が増加
水揚げ 水切り
花の形態 ラインフラワーまたはマスフラワー

【名前の由来】
学名の「Ornithogalum」は、ギリシア語の「Ornithos(鳥)」と「gala(乳)」を語源とし、
花の姿が鳥に似ていて、子房が乳首のように飛び出していることに由来するといわれます。

英名の「Star of Bethlehem」は、キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムへ導いた
キリスト教徒にとって宗教的な星、ベツレヘムの星に由来します。

和名の大甘菜(オオアマナ)は日本古来のユリ科の甘菜(日本原生の白い花)に似ていて、
それより少し大きい事に由来しているそうです。

【歴史】
ヨーロッパでは古くから切花として用いられてきました。
日本には明治の終り頃に輪入され、切花として実用化したのは昭和の始め頃だそうです。

【花】
ヨーロッパ~西アジア、アフリカに約100種類が分布する球根植物で、
園芸用としては約30種が栽培されています。
球根はタマネギのように薄い鱗片(りんぺん)が重なった鱗茎(りんけい)で卵形や平たい球形です。
秋に植え付けて春に開花する秋植え球根で、園芸では耐寒性と半耐寒性に区別され、
夏は地上部が枯れて休眠します。
葉は細長く線形のものが多く、長さは20cm~60cmで球根から直接伸ばします。
葉の中心から花茎を長く伸ばして、その先端に数輪から数十輪の花を咲かせます。花形は6枚の花びらをもつ星形。
品種により散房花序または総状花序で、下から咲き上がっていくにつれて花茎と花柄が伸びていきます。

レッスンで使用予定のオーニソガラム
*シルソイデス*
別名:マウントエベレスト。南アフリカ原産。開花は5月。
茎は比較的細く、20〜30輪の白色の小花を少し細長いピラミッド状につけます。


<POINT>
・咲き終わった花を摘み取ると次の新しい花が咲きます。
・球根植物で茎が柔らかいので高温期には浅水で活けましょう。
・花粉に気をつけましょう。
・水揚げ、花持ちが良くほとんど先端まで咲ききり、とても長持ちします。


涼しげで長く楽しめるオーニソガラムを使ってモダンブーケを作ります♪

junko uji


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