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明るい気持ちになれるオレンジ色のチューリップ。

1年くらい前のこと。
駅で白い杖をもった目の不自由な女の子に会いました。
(女の子といっても多分10代後半〜20代前半くらい)。
すぐにお手伝いするべきか迷い
ちょっと離れたところからようすをみていた私。

おなじ吉祥寺駅で降りたものの
たくさんのすれ違う人にぶつかって改札まで進めない彼女。
「よかったらお手伝いしましょうか?」
声をかけて、手をつないで、改札まで一緒に歩きました。

たったそれだけのことなのに
一緒に歩く速度、手の引っ張り具合などなど
人、人、人の波のなかでそれは想像以上に難しくって・・。
改札までの短い距離だったけど
私の誘導は彼女にとって快適だったかどうか・・。

そのあと、いろいろ考えました。
今度、彼女に会ったら
もっと快適に導くことができるように・・。
どうかそのチャンスが訪れますように!

そしておととい、駅で彼女に出会うことができました!
やはり吉祥寺駅で降りるとのこと。
「もうすぐ電車が来ますよ」
「(ホームと電車の)間が空いているから気をつけて乗ってね」
「席が空いているから座りましょうか」
「(終点で)たくさん人がいるから、みんなが降りてから降りましょうか」
「改札が近付いてきたけど、ひとりで通れる?」

そうして無事、
待ち合わせの人のところまで案内することができました。
目がみえないための失敗談なども笑いながら話してくれた彼女。
「ありがとうございました!」
とてもすてきな笑顔でお礼をいってくれた彼女。
いいえ、こちらこそ!

あなたは気付いていないかもしれないけれど
あなたは私にたくさんのことを気付かせてくれたのよ。

また会えるといいね。