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2007年9月3日(月) RATATOUILLE・古家
2005フランス旅行でのデザート・ソースがダイナミックで芸術的!

猛暑でとーっても長く感じた8月もやっと終わり
ホッとしてます。
6月に早めの夏休みをいただいたので、8月は仕事・・・
でも時間をみつけて映画にいってきました。

“レミーのおいしいレストラン”。
アニメはあまり観ないのですが
『並はずれた料理の才能を持つネズミのレミーが、一流シェフを夢見て
料理の苦手な見習いシェフのリングイニと奇跡を起こす物語・・・』
というストーリーに惹かれて・・・。

今は亡き憧れのシェフ、グストーのレストランで
料理を作るチャンスを得るレミー。
そこで働く個性ある人たちや(ほんとに、パリの人ってこんな感じ!)
常に評論家たちの視線にさらされる厳しい世界を
ユーモアを交えながら描いていて、見応えがありました。

権威ある辛口評論家をうならせる料理を
レミーはつくることができるのか、
はたして、そのメニューとは一体!?
そして、念願の夢を叶えることができるのか!?

この映画に込められたテーマは『情熱』と『心』
だと思いました。
もちろん、人それぞれ感じるテーマは違うと思います。

すぐにお花に関連して考えてしまうのだけど・・・
お花もできあがった作品を人にみていただくため、
作り手はどうしても、それをみる人や批評する人の
評価を気にしがちです。
そして、それを気にするあまり
花と向き合うこと、心をこめること、を忘れてしまいがち。

レッスンで
「この花、ステキだな〜、楽しいな〜って想いながら作ると
そういう気持ちが込められて作品にそれが表れるから」
そのひと言で、みんなの肩の力が抜けて
その場の空気がイキイキとしてくるときがあります。
いいもの作らなきゃ、とか難しいなーって考えてたことが
取り除かれるからでしょうね。

映画がおわって、映画館の中は
とってもあたたかい空気に包まれてました。
心の奥底に忘れかけていた、大切ななにかを思い出させてくれる
そんな映画です。

☆『RATATOUILLE』は映画の原題。
Rat(ネズミ)と掛けていて、
観た人にはわかる、なんとも洒落たタイトルです。

yoshimi furuya