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2011年7月20日(水)
上達するには♪ 古家
なでしこジャパンのPK戦、盛り上がりましたね!
実は私、起きたらちょうどPK戦が始まったのでそれだけ観戦しました。
サッカーにはまるでうといのですが、日本とアメリカ、それぞれの選手たちの表情やようすをみて
「これはいける!大丈夫!!」と確信しました。
サッカー(スポーツ)とフラワーアレンジメント(芸術)、
まったく異なる分野ですが、最終的によい結果を生みだすには共通していえることがあります。
そのひとつが、「力みをときほぐす」。
試験、面接、スポーツ、芸術、なんにでもいえることですが
力みすぎると、よい結果は生みだしにくくなってしまいます。
PK戦でアメリカ選手の表情からは “力み” と “焦り” を、
それに対してなでしこジャパンからはいい意味での “緊張” と “余裕” を感じました。
テレビや新聞の報道でも話題になっていますが、
PK戦直前の円陣で佐々木監督が笑顔を浮かべたことが注目されています。
「ギャグを一発話したかったが、そこまで頭が回らなかったので笑った」と仰っています。
こういうときに監督や指導者が選手に掛けるひと言はとても大切で、
ときには結果に大きな影響を及ぼすことさえあります。
選手たちの力みをときほぐし、実力を発揮させるために
「大丈夫!緊張するな!おまえたちならできるよ!!!」って言いたいところですが
ストレートに言うと返って選手の緊張を高めてしまうかもしれません。
だから佐々木監督はギャグにして伝えたかったんでしょうけど、頭が回らず、
精一杯の笑顔で伝えたんだと思います。
表情はときに言葉よりも多くのことを伝えることができるので、この判断は素晴らしいですね。
選手の力みもときほぐされたと思います。
佐々木監督は9月からの五輪予選に向けて
「かぶとの緒を締め、五輪予選を戦わなければいけない」とも仰っているので
かぶとの緒を締めたり、力みを解きほぐしたり、状況に応じて選手の気持ちを調整しているんですね。
指導者として多いに見習いたいところです。
ワールドカップと比べるのはおこがましいのですが、
私も先生という仕事をしていると、土壇場の場面に直面することがあります。
力みすぎていたために、ここぞというときに力が発揮できなかった、
そんな生徒を目にして結果をだしてやれなかった自分に悔しい思いをしたこともあります。
沢山の練習を積み重ねて力をつけさせるだけではだめなんだってことを、身にしみて学びました。
土壇場でも実力を発揮できる状態にまでもっていくこと。
そのためには生徒が揺るぎのない自信を持てるようにすること。
そこまでの状態に成長させるには
先生と生徒がお互いに信頼関係を築き、先生(私)のことを信じてもらわなければいけません。
信頼関係があれば、先生は生徒に自信を持たせることができます。
もちろん、先生にそれだけの実力と指導力があることが前提です。
自信を持った生徒は、土壇場でも実力を発揮できます。
ここまではプロを目指す人たちへの対応ですが、趣味でお花を楽しみながら上達を目指す人たちにも
「力みをときほぐすこと」はとても大切です。
「失敗しちゃいけない」「ちゃんとキレイに作らなければ」と必要以上に力んでいると
アレンジにはその人の気持ちが表れるから、カチカチの作品に仕上がってしまいます。
レッスン中に「今日のヒマワリ、きれいでしょ?」と私が声を掛けるのは、
みなさんの力みを解きほぐして、花の美しさに目を向けて欲しいからなんです。
形やテクニックに気を取られて力んでいると、花の美しさや表情にまで目が届かなくなります。
どうしてそんな風に角度を付けるのか、どうして高低差をつけるのか・・・
それらのテクニックはすべて花本来の美しさを表現するためのものだから、
まずは花を眺めて
「この花びらの色がきれい」「この茎のラインがすてき」
そんな風に、その花や葉のきれいなところを感じて欲しいのです。
習い初めの方は形を作るだけで精一杯かもしれません。
また、年数を重ねた方も自らプレッシャーを感じて力んでしまうことがあるので、
今、自分が力みすぎていないか、ちょっと自分自身にも意識を向けてみてください。
もし、力んでいる自分に気がついたら、力みをときほぐしてリラックス♡
焦らず、楽しく、マイペースでレッスンしていきましょう。
yoshimi furuya
実は私、起きたらちょうどPK戦が始まったのでそれだけ観戦しました。
サッカーにはまるでうといのですが、日本とアメリカ、それぞれの選手たちの表情やようすをみて
「これはいける!大丈夫!!」と確信しました。
サッカー(スポーツ)とフラワーアレンジメント(芸術)、
まったく異なる分野ですが、最終的によい結果を生みだすには共通していえることがあります。
そのひとつが、「力みをときほぐす」。
試験、面接、スポーツ、芸術、なんにでもいえることですが
力みすぎると、よい結果は生みだしにくくなってしまいます。
PK戦でアメリカ選手の表情からは “力み” と “焦り” を、
それに対してなでしこジャパンからはいい意味での “緊張” と “余裕” を感じました。
テレビや新聞の報道でも話題になっていますが、
PK戦直前の円陣で佐々木監督が笑顔を浮かべたことが注目されています。
「ギャグを一発話したかったが、そこまで頭が回らなかったので笑った」と仰っています。
こういうときに監督や指導者が選手に掛けるひと言はとても大切で、
ときには結果に大きな影響を及ぼすことさえあります。
選手たちの力みをときほぐし、実力を発揮させるために
「大丈夫!緊張するな!おまえたちならできるよ!!!」って言いたいところですが
ストレートに言うと返って選手の緊張を高めてしまうかもしれません。
だから佐々木監督はギャグにして伝えたかったんでしょうけど、頭が回らず、
精一杯の笑顔で伝えたんだと思います。
表情はときに言葉よりも多くのことを伝えることができるので、この判断は素晴らしいですね。
選手の力みもときほぐされたと思います。
佐々木監督は9月からの五輪予選に向けて
「かぶとの緒を締め、五輪予選を戦わなければいけない」とも仰っているので
かぶとの緒を締めたり、力みを解きほぐしたり、状況に応じて選手の気持ちを調整しているんですね。
指導者として多いに見習いたいところです。
ワールドカップと比べるのはおこがましいのですが、
私も先生という仕事をしていると、土壇場の場面に直面することがあります。
力みすぎていたために、ここぞというときに力が発揮できなかった、
そんな生徒を目にして結果をだしてやれなかった自分に悔しい思いをしたこともあります。
沢山の練習を積み重ねて力をつけさせるだけではだめなんだってことを、身にしみて学びました。
土壇場でも実力を発揮できる状態にまでもっていくこと。
そのためには生徒が揺るぎのない自信を持てるようにすること。
そこまでの状態に成長させるには
先生と生徒がお互いに信頼関係を築き、先生(私)のことを信じてもらわなければいけません。
信頼関係があれば、先生は生徒に自信を持たせることができます。
もちろん、先生にそれだけの実力と指導力があることが前提です。
自信を持った生徒は、土壇場でも実力を発揮できます。
ここまではプロを目指す人たちへの対応ですが、趣味でお花を楽しみながら上達を目指す人たちにも
「力みをときほぐすこと」はとても大切です。
「失敗しちゃいけない」「ちゃんとキレイに作らなければ」と必要以上に力んでいると
アレンジにはその人の気持ちが表れるから、カチカチの作品に仕上がってしまいます。
レッスン中に「今日のヒマワリ、きれいでしょ?」と私が声を掛けるのは、
みなさんの力みを解きほぐして、花の美しさに目を向けて欲しいからなんです。
形やテクニックに気を取られて力んでいると、花の美しさや表情にまで目が届かなくなります。
どうしてそんな風に角度を付けるのか、どうして高低差をつけるのか・・・
それらのテクニックはすべて花本来の美しさを表現するためのものだから、
まずは花を眺めて
「この花びらの色がきれい」「この茎のラインがすてき」
そんな風に、その花や葉のきれいなところを感じて欲しいのです。
習い初めの方は形を作るだけで精一杯かもしれません。
また、年数を重ねた方も自らプレッシャーを感じて力んでしまうことがあるので、
今、自分が力みすぎていないか、ちょっと自分自身にも意識を向けてみてください。
もし、力んでいる自分に気がついたら、力みをときほぐしてリラックス♡
焦らず、楽しく、マイペースでレッスンしていきましょう。
yoshimi furuya