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2011年8月1日(月) アンスリウム・山口
今月のレッスンで使用する花材はアンスリウムです。
アンスリウムはサトイモ科アンスリウム属の植物。
サトイモ科と聞くと“あの里芋??”とビックリしてしまいますが、サトイモ科の植物には
カラー・スパティフィラム・ミズバショウ・モンステラ・クッカバラ・ポトスなど
花や葉の形が特徴的で魅力的な植物が多いんです。

アンスリウムも花のように見える光沢のある部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)
といって葉が変形したもので、中心の棒状の肉穂花序(にくすいかじょ)という部分が
小さな花の集まりなんですよ。種もここが熟して取れるんです。
そして原産地が熱帯アメリカということで、高温多湿に強くて夏に花持ちがよく、
その雰囲気からもトロピカルやアジアンテイストなアレンジにとってもよく合います。
またハート型の愛らしいその姿から贈り物としても人気があります。
赤や茶、ピンク、パープル、グリーン、白など色も大きさも様々。
顔ほどの大きなものから手のひらサイズ、苞が上向きで小ぶりのチューリップアンスなど
雰囲気によっていろいろな種類から選べるのも魅力のひとつですね。

今月はみなさんも仏炎苞や肉穂花序をよーく観察しながらアレンジしてみてくださいね!
また乾燥している場所に飾るときや元気がないときは、霧吹きで水をかけてあげたり、
直接水の中に頭から逆さにしてしばらく浸けてあげると水が揚がりますよ。

naoko yamaguchi