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2012年10月22日(月) マム・山口
今月、後半のテーマ花材は『ピンポンマム』。
その名の通り、ピンポン球のようなころんとまるい形がかわいらしい、
オランダで開発された菊の一種です。
日本では平成10年頃から本格的に栽培されるようになったそうで、
まだまだ歴史の新しいお花なんですよ。
今日は『マム』全体についてお話ししますね。

科 名  キク科キク属の多年草
学 名  Chrysanthemum
和 名  キク、イエギク
原産地  中国
花 期  10~12月
出回り期 周年
水揚げ  手折り、水折り
花 色  白、黄、橙、赤、ピンク、グリーン、複色など

マムの選び方&長持ちさせるポイント
・マムのように茎に繊維の多い花は、茎を手で折ると繊維が出て吸水面積が広がり
 より多くの水が揚がります。水の中で折るとより効果的。
・花は色が鮮明で、葉は色が濃く張りがあり上の方まで付いているものを選ぶとよい。
 (つぼみの場合は少し膨らんだ、がくの色がきれいなもの。)

マムの花びらに見える一枚一枚は実は花で、
小さな花が多数集まってひとつの花をつくっています。
これは頭状花序といってキク科の花の特徴です。
前半のテーマ花材のダリアも、同じキク科の花なので小さな花の集合体なんですよ。
個々の花のことは小花(しょうか)とよび、小花が集まって形成される全体を
頭花または頭状花とよびます。
キク科の花の小花には花弁が筒状になった筒状花または管状花、
花弁の先端が片方に大きく伸びて広がった舌状花のふたつの形があります。
ピンポンマムは筒状花のみで形成されています。
レッスンでは花びらまでじっくり観察してみてくださいね♪

naoko yamaguchi


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