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2012年12月10日(月) クリスマスリース・山口
新井さん(リビングフラワーコース)の作品

12月後半のテーマは「リース」。
この季節になるとやっぱり欲しくなってしまう、
クリスマスのマストアイテムですよね♪

リースはローマ帝国時代のローマ人によって祭事の際の冠として身につけられました。
主に女性に使われ、男性は冠を使用していました。
威信の象徴であり、花や枝、つる、月桂樹の葉などで手作りされ、
結婚式や葬儀の際に使われることが習慣となっていったそうです。

クリスマスリースは永遠を意味する「環」です。これを玄関に飾り、厄除けにします。
実際にリースに使われる樹木はモミの木やヒイラギや赤い実物などで、
ヒイラギの葉はイエス・キリストの被った茨の冠で「受難」を意味し、
赤い実は「流した血」を意味するといわれています。

また麦の穂、ブドウのつる、松笠、リンゴなどの作物に関係するものは
「収穫」の象徴とされました。中でもリンゴは寒い冬に保存が利き、
栄養のある非常にありがたい作物で、常緑樹に吊るして神へのお供え物としても
使われていたようです。

このように宗教的な意味合いは確かにありますが、用途的には葉に殺菌作用と
抗菌作用のある常緑樹を玄関に飾って、魔除けにしたり、豊作を願った
というほうが有力とされています。
日本のお正月に飾られる門松やしめ縄と同じ意味合いなんですよ。


エバーグリーン http://www.flourishj.com/blog/entry-b1434.html
クリスマスキャンドル http://www.flourishj.com/blog/entry-b1436.html
今回のリースについてとお話してきましたが、
みなさんクリスマスについてちょっと詳しくなれましたか?

それぞれの由来や意味合いについて知っていると、クリスマスもいつもとは
違った気持ちで迎えられるかもしれません。
フレンズのみなさん、楽しいクリスマスを過ごしてくださいね♪

naoko yamaguchi


     暮らしの花をセンスアップ☆flourish