blog

2013年3月18日(月) チューリップ・山口
今月後半のテーマ花材は「チューリップ」です。

科 名  ユリ科チューリップ属の球根植物
学 名  Tulipa gesneriana
和 名  ウコンコウ、ウッコンコウ(鬱金香)
原産地  トルコ、中央アジア
花 期  3~5月
出回期  12~5月
水あげ  水切り
花 色  赤、ピンク、オレンジ、黄、白、緑、紫など

チューリップはトルコ語で頭巾を意味する「tulipan」に由来します。
イスラム教徒が頭に巻くターバンに花形が似ていることから名づけられたそうです。

チューリップは春を代表する球根植物ですが、色だけでなく
咲き方にもいろいろな種類がありますので、その特徴をご紹介しますね。

○一重咲き・・・・花弁が6枚の一般的な形の咲き方。
○八重咲き・・・・花弁が重なってバラのような咲き方。
○ユリ咲き・・・・花弁の先が尖っていて外側に反ったユリのような咲き方。
○フリンジ咲き・・花弁の縁に小さなギザギザのフリルが入った咲き方。
○パロット咲き・・切れ込みが大きく波打ちオウムの羽のような形の咲き方。
○ビリディフローラ咲き・・花弁の中央に緑色が入る咲き方。
○スプレー咲き・・一枝から数個の花が付く咲き方。

花色や咲き方だけでなく、アレンジした後にも花姿を変えていく興味深い花なので、
その特徴をしっかりつかんでレッスンを楽しんでくださいね♪

ポイント
・自然な状態で1日1回花びらが開閉します。
(気温が高くなると花びらの内側がより速く成長し、低くなると外側が成長するため
 その成長の差で開閉が起こります。)
・切り花の状態でも茎が伸び続けます。(最もよく伸びるのは花首から1枚目の葉が
 付いているひと節目までの間で、同時に曲がりやすい部分でもあります。)
・アレンジした後でも花は光の方に向かって向きを変えてしまいます。
・花首あたりに針を刺すと、成長が止まり首が曲がりにくく長持ちします。

naoko yamaguchi


     暮らしの花をセンスアップ☆flourish