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2014年2月28日(金) スイートピー・古家
今月後半のテーマ花材はスイートピーです。

科 名 マメ科 レンリソウ属 一年生つる草
学 名 Lathyrus odoratus
和 名 麝香豌豆(ジャコウエンドウ)、麝香連理草(ジャコウレンリソウ)
    香豌豆(カオリエンドウ)
英 名 sweet pea
原産地 イタリア・シチリア島
花 期 4月〜5月
出回期 12月〜5月
水揚げ 水切り、さっと湯揚げ
花 色 赤、白、ピンク、紫 
    黄色、緑、オレンジ、ワインレッドなどは色水を吸わせて色付けしています。

スイートピーという名前は英名のsweet pea(甘い香り)からきており、
学名はギリシャ語のLathyrus(エンドウ豆)とラテン語の odoratus(香り)という意味で
マメ科で甘い香りがすることからきています。

春咲き、夏咲き、冬咲きとありますが、
花屋でよく見掛け今回のレッスンで使うのは春咲きです。

最近は食用スイートピーもありますが、
もともとは有毒植物で豆や莢(サヤ)には毒性成分が多く含まれており、
多食すれば神経障害を引き起こすともいわれています。

1695年に修道僧クパーニによって発見され、その後イギリスで園芸植物として発展。
19世紀後半から本格的に品種改良が行われ、
トレヴァー・クラークとヘンリー・エックフォードによって多彩な品種が誕生しました。

イギリス王・エドワード7世のアレクサンドラ王妃はスイートーピーを愛し、
祝いの場では装飾としてスイートピーをふんだんに用い、エドワード朝を象徴する花でした。

<POINT>
・暑さに弱いので涼しいところに飾りましょう。
・水に弱く、花びらを濡らすとシミになるので、水滴などが付かないように気をつけましょう。
・茎がストロー状になっており特に上の方はやわらかいのでオアシスにはまっすぐ切って挿しましょう。
・切り分けて使うときは、水分の蒸発を防ぐため枝分かれした上の1cm位を残して切り分けます。
・色水を吸わせているものは、切り口がほかの花や服に触れると色移りしてしまうので注意しましょう。


yoshimi furuya


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