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2014年3月17日(月) マーガレット・古家
今月後半のテーマ花材はマーガレットです。

科 名 キク科 シュンギク属 半耐寒性多年草
学 名 Chrysanthemum frutescens(クリサンセマム・フルデスセンス)
和 名 木春菊(モクシュンギク)、木立ち(キダチ)カミツレ
英 名 marguerite(マーガリート)
原産地 スペイン領カナリア諸島
花 期 10月〜6月
出回期 11月〜6月
水揚げ 水切り、さっと湯揚げ、燃焼法
花 色 白、ピンク、黄、薄いオレンジ、赤

マーガレットという名前の由来はギリシャ語の「margarites(真珠)マルガリーテス」にちなみ、
白い清楚な花を真珠にたとえたと言われています。

学名の「Chrysanthemum クリサンセマム」は古代ギリシャ語の
「Chrysos(黄金)クリサス」と「anthemon(花)アンセマム」を組み合わせています。
「frutescens(低木状の)フルデスセンス」は無霜地帯では幹が木質化し
低木状になり冬越えすることからきています。

和名の「木春菊」は枝や葉が木質化する性質があり、
若葉が春菊に似ていることからついたと名前だと言われています。

大輪タイプで一重咲きの白が一番多く作られていますが、
最近は黄色やピンク、小輪タイプ、八重咲きなどの品種もあります。

カナリア諸島から17世紀末にヨーロッパに持ち込まれ、主にフランスで改良されました。
そのため英名では別名「Paris daisy」とも呼ばれています。
日本へは明治時代末期に渡来し、大正時代に房総半島での露地栽培に成功、
切り花として他の地域でも作られるようになり、
昭和に入ってから特に南伊豆地方で様々な色や品種が出回るようになりました。

「花占い」の「好き、嫌い、好き、嫌い・・・」と花びらをちぎって占う花は
マーガレットの花からきています。
マーガレットの花びらは枚数が決まっておらず、だいたい15〜30枚といわれていますが
奇数であることが多いため「好き」で終わることが多いそうですよ!

フランスでは「彼は私をちょっと好き」「とても好き」「情熱的に好き」「狂おしいほど好き」
「全然好きじゃない」の5つを繰り返し、本格的に占うには正午に太陽に向かって占うそうです。
おもしろいですね。

レッスンでは草原に咲き、風にそよぐようなイメージでアレンジしましょう♪

<POINT>
・葉を間引くと水揚げがよくなり、長く花を楽しめます。
・枯れた花を摘むと、蕾も咲きやすくなります。


yoshimi furuya


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