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2014年6月28日(土) リシアンサス・古家
6月後半のテーマ花材・リシアンサス

科 名 リンドウ科ユーストマ属 
学 名 Eustoma grandiflorum
英 名 Eustoma Prairie gentian
和 名 トルコ桔梗
原産地 アメリカ・テキサス州周辺
花 期 6〜8月 
出回期 周年(旬は6・7月)
水あげ 水切り、湯あげ、★手折り

咲き方 一重咲き、八重咲き、半八重咲き、バラ咲きなど
色 ピュアホワイト、オフホワイト、グリーン、紫、ピンク、アプリコット、茶系など

属名のEustomaはギリシャ語のeu(よい)とstoma(口)からきており、花の形がきれいな口のように見えたからだと思われます。

19世紀に北アメリカからプランツハンターによってイギリスへ渡り、その際の学名がLisianthusだったことから「リシアンサス」とも呼ばれますが、後に「ユーストマ」と改められます。
「トルコキキョウ」の名前の由来は諸説あり、花色が紫色でトルコ石に似ている、トルコのターバンに似ている、キキョウの花に似ている、など様々です。
日本のお花屋さんでは「トルコキキョウ」「リシアンサス」のいずれかで表示されています。

日本へは大正から昭和にかけて(昭和10年ともいわれる)に渡来。農家によって生産されますがあまり出回らなかったそうです。海外ではガーデニングや切り花として流通していましたが、世界大戦により絶滅に近い状況に。そんななか日本では細々と生産が続き、昭和40年頃より品種改良を進め世界に流通されるようになりました。現在、世界で出回っている殆どの品種が日本で改良されたものです。特に八重咲きは一重咲きよりも花保ちがよく、その美しい花形は世界で高く評価されています。

暑い夏にも花保ちがよいため、インテリアを彩る花としてはもちろん、冠婚葬祭など幅広く使われています。

<POINT>
・枝数が多く、花傷のないもの、葉につやのあるものを選びましょう。
・茎の固い部分はハサミで切らないで手折りしてアレンジしましょう。
 その方が茎の断面積が広いためよく水を吸い、花保ちがよいです。
 花に近く茎の細い手折りできないところはハサミでカットします。

yoshimi furuya

  
     暮らしの花をセンスアップ*flourish