blog

2015年6月4日(木) サンダーソニア・宇治
今月前半のテーマ花材はサンダーソニアです

科 名  イヌサフラン科(ユリ科に分類することもある)
     サンダーソニア属 球根植物
学 名  Sandersonia aurantiaca
英 名  Christmas-bells、Chinese lantern lily
和 名  提灯百合(チョウチンユリ)
原産地  南アフリカ
花 期  6月~9月
出回期  周年 旬6月、9月
水あげ  水切り
花 色  オレンジ、黄色

サンダーソニアの名前は、1851年に南アフリカで初めてこの花を発見した
スコットランドの植物学者ジョン・サンダーソンの名前にちなんでいます。
南アフリカでは、クリスマス(南半球では12月は夏)の頃に咲くため、
ヨーロッパではその花姿から「クリスマス・ベル」や「チャイニーズランタン」とも言われます。

サンダーソニアはサンダーソニア属アウランティアカ種からなる1属1種の植物で
種名のアウランティアカは「オレンジ色」を意味しています。

現在では農地開発や乱獲により、保護区を除いては野生で観察するのは難しいそうです。
日本に初登場したのは1973年で、日本での歴史は意外と浅く
現在はニュージーランドなどで盛んに生産されているそうです。

冬の間は葉や茎のない球根の状態で休眠し、
春になると芽を伸ばして初夏にベルのような形の花を数輪咲かせます。
葉は笹のような先端のややとがった細長い形で、葉先が巻きひげ状になっていて
ときにはこのひげで近くのものに巻きつき、体を支えたりしています。
花色はオレンジ、レモンイエローなどで花の表面には光沢があり、
ひとつの花の寿命はだいたい1週間くらいで
茎の先に時間差で下から上に咲き進んで、7~10輪ほどつけて垂れ下がる様に咲きます。

合わせる花材によってイメージを変えるサンダーソニア。
今回はどんな表情を見せてくれるかお楽しみに♪

<POINT>
・咲き盛りを過ぎた花を取り除くと、つぼみも咲きやすくなり長保ちします。
・和風、洋風、南国風など合わせるお花によっていろいろな表情が出せるお花です。

junko uji


     暮らしの花をセンスアップ*flourish