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2015年12月5日(土) ベツレヘムの星・宇治
クリスマスアレンジには欠かせない星のオーナメント
ツリーの先端に飾られているのがベツレヘムの星です。

ベツレヘムの星とはイエス・キリストの誕生を知らせたという星で
現在もイエス・キリストの生誕地とされるベツレヘムのイエスキリスト聖誕教会内や
宗教画の中でもシンボル的な星として使わている、キリスト教徒にとって宗教的な星です。

新約聖書の「マタイによる福音書」によると、
キリストが誕生する時に星が輝き、
東方の三博士(「東方の三賢者」「東方の三賢王」)に誕生を知らせ
誕生の地ベツレヘムに導いたとあります。

キリストがベツレヘムで誕生した直後、東の国で誰も見たことがない星が西の空に見え
3人の博士、カスパール・メルヒオール・バルタザールはユダヤ人の王が生まれた事を知り
その星に向かって旅を始めました。

途中でユダヤのヘロデ王に会った三博士は、
「ユダヤ人たちの王はどこで生まれたのでしょうか」
と尋ねると、ヘロデは自分にとって代わる王がいるのかと驚き、不安を覚え
三博士にその居所がわかれば教えるように命じました。

博士たちは星が止まった真下に、母マリアに抱かれたイエスを見つけて
彼に敬意を払って礼拝し、高価な珍しい贈り物を捧げました。
夢でのお告げにより、ヘロデ王には知らせないまま帰国しました。

後にヘロデは、自分の王座をおびやかす者を排除しようと、
ベツレヘムとその周辺の2才以下の男児を皆殺しにしたそうですが、
主の天使が夢でヨセフに現れ、この災厄を事前に知ったので、
幼な子イエスとその母をつれてエジプトへ脱出して助かったとのことです。

「ベツレヘムの星は本当にあったのだろうか?」
実はわかっていないそうで、大変明るい宵の明星(金星)、彗星、超新星、変光星、
木星と土星の会合などいろいろな説があるとのことです。

「ベツレヘムの星の形は?」
一般的な五角星形や六角星形の星マークではなく、角が8つある八角形の形だそうです。

今月のクリスマスアレンジには、いずれにも星のオーナメントをひとつ使います♪

junko uji


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