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 鮮やかな色彩があふれました☆

いつものフラワーコーディネイトレッスンでは
どちらかというと “引き算” を大切にしています。

花選びでは、ついきれいだなと思う花をどんどん加えてしまいがち。
もちろん、それがバランスよくきれいに加えられていればいいのですが
なかなかそうはいかなくて、みなさん迷われるわけで。
そして意外かもしれませんが、足し算よりも引き算のほうが難しいのです。
そこでレッスンでは色や質感の引き算を学ぶことになります。

ですが今回は「カラフル」がテーマだったので、いつもとは逆に色の “足し算” を学びました。
鮮やかな色を沢山加えてカラフルだけど、きれいにまとまる花選び。

なかには「もう少し色を加えてもよかったかも」と
できあがった作品をみて感想を言っていたフレンズのかたもいらっしゃいました。
周りのかたたちは「すごくステキですよ!」と言っていましたが。
そのかたの配色のセンスは私も好きで、確かにそのときもステキな色合わせでしたが
おっしゃっていた通り「カラフル」というテーマには少し色みがさみしいなと思いました。
だからそのことをご自分で気づけたことは、とても貴重なことで
そのかたにとって意味のある、よいレッスンになったと思いました。

レッスンはいつも完璧に仕上がらなくてもいいと思います。
「失敗」から学ぶことほど深い学びはないからです。
できれば沢山、失敗したほうがいいくらい・・・。
「失敗からの気づき」ほどしっかり身につくことはなく、
先生から「教えてもらう」よりも本当の力になるからです。
*「失敗」という言葉は響きが強いけれど、うまくいかなかったなーと思うところ、という意味です。

そもそも習い始めの頃だと、なにが失敗なのかすらわからなかったりしますよね。
ここをこうすればよかったな、って思える、気づけるってことは素晴らしいことなんですよ。
しかも自分から気づくっていうことは、それだけわかるようになったってこと。

どんどんチャレンジして、どんどんステキな作品を作って、どんどん失敗もして
沢山の経験を重ねて、沢山の気づきから沢山のことを学んで、
本当の力を身につけていってもらえたらうれしく思います。


yoshimi furuya


     暮らしの花をセンスアップ*flourish