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2016年4月4日(月) ガーベラ
 今月前半のテーマ花材はガーベラです。

科 名 キク科 ガーベラ属  半耐寒性多年草
学 名 Gerbera hybrida
和 名 アフリカ千本槍(センボンヤリ)、大千本槍(オオセンボンヤリ)、花車(ハナグルマ)
英 名 African daisy、Transvaal daisy
原産地 南アフリカ
花 期  3~5月、9~11月
出回期 周年(旬 4〜5月)
水揚げ 水切り
花 色 白、赤、オレンジ、ピンク、黄、緑、複色など

ガーベラの語源は、発見者であるドイツの自然学者ゲルバーの名前に由来しています。

温帯なアジア・アフリカなどに野生で約40種類が分布する多年草で
1878年に南アフリカで発見され、その後ヨーロッパで改良が進み、日本には明治末期に渡来し
現在では多彩で華麗な園芸品種が誕生しています。

切り花用として流通している品種は2,000品種以上あり、そのうち90パーセント以上が
オランダなど日本国外から輸入された品種です。
ただ切り花のほとんどは、輸入された苗などを日本国内で栽培したもので
生産する品種の入れ替わりが早く、新品種が採用されやすい花だそうです。

園芸品種は大きく切り花向きの高性種と
鉢花向きの矮性種(わいせいしゅ:草丈が低く抑えられた品種)に分けられます。

花の形態はキク科特有の頭状花序で、普通は舌状花が周辺に放射状に並び
中心は筒状花が集まり、それぞれ一つ一つの「花」で形成されていますが
咲き方によっては異なるものもあります。

花形は一重咲きのほか、半八重咲き、八重咲き、花全体がこんもり盛り上がる球状(万重)咲き、
細長い花びらが幾重にも重なるスパイダー咲き、
花びらの先端がゆるくカールを描くカール咲きなどがあります。

花の大きさも、直径が3cmくらいのマイクロミニ、4~6cmのミニ、6~7cmの小輪、
10~12cmの大輪などさまざまな大きさがあります。

4月18日は「ガーベラの日」だそうです。日本で初めて品種改良のガーベラが誕生したのが、
1958年4月で、4月はガーベラの出荷最盛期。
「418(よいはな)」にちなみ、
4月18日を「ガーベラの日」として日本記念日協会に登録されたそうですよ。

平らな花姿のガーベラの凹凸のつけ方をしっかり勉強してくださいね♪

<POINT>
・茎の表面にうぶ毛があり茎が腐りやすいので浅水で。
・花首が垂れてしまったら切り戻しをしましょう。
・茎がストロー状になっていてやわらかいので、オアシスに挿す場合は茎をまっすぐに切りましょう。
・花びらが大きく反り返るのは、花が「伸び」をしているからなのだとか。
 キャップをつけて出荷されたガーベラが一時的に「伸び」をして広がっている状態だそうです。


*2014年4月3日「ガーベラ」の記事に追記・編集しています。


junko uji


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