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玄関のディスプレイ

試験管（グラステューブ）に一輪ずつ花を挿して
天井からつり下げてみました。

垂らす長さを変えて
奥や手前に・・・
あまりたくさんつり下げないことも大切です。
ひかえめにして空間を作るから
一輪一輪の花の表情が生きてきます。
この辺は“千利休の朝顔”と通じる、
ワビサビの心ですね。
☆パーティー会場やお店のディスプレイなら
華やかにたくさんつり下げるといいでしょう。
教室では自宅を飾るイメージで演出しています。

いろんな色のいろんな花を挿すと
全体でみたときもおもしろく、
それぞれ花の表情の違いも楽しめます。
アイビーをそわせて流れをつけると
より自然な印象に・・。

☆千利休と朝顔
利休の庭の朝顔が見事に咲いていると聞いた秀吉は
茶室に招待するよう命じました。
ところが庭には一輪の朝顔も見えません。
利休はなんらうろたえることなく茶室に案内します。
身を正した秀吉の目に飛び込んできたのは、
薄暗い床の間に生けられた一輪の朝顔でした。
それを見た秀吉は庭一面に咲いている朝顔とは違う美しさに
感動したのです。
利休はたくさん咲いていた朝顔の中から
もっとも美しい一輪を茶室に生け、
ほかはすべて切り取ってしまっていたのです。
豪華絢爛を好む秀吉に対して、
一輪の花が持つ美しさを示した利休のおはなし。