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2007年6月24日(日) 紫陽花・湯本
ガクアジサイ


あじさいの花言葉は「心変わり」。
それは咲き始めから咲き終わりまで少しずつ色を変えていく
<移ろい>によるものでしょう。
でもそれは美しい変化。
けしてマイナスなことではありません・・・

あじさいは、日本のように酸性度の強い土壌では青く咲き、
ヨーロッパのようなアルカリ土壌ではピンクや赤となります。

そして、平たく開いた花に見えるのは、
実はがくが変化してできた【飾り花】で
本来の花は小さく、【両性花】といって中心に集まるように咲いています。

これだけの要素でもなにやら神秘的な花という感じがしますね☆

写真のガクアジサイは
周辺の花びらだけが開いて、額縁のように見えます。
だからガク(額)アジサイ
・・・と、思っていたのですが、
実のところそうではないようです。
普通のあじさいのように丸く全体に花びらが開くものもあります。
それを「がく咲き」に対して「てまり咲き」といいます。

ガクアジサイは<ハマアジサイ>とも呼ばれ、
元々、海辺の風を受けて育った種類のようです。
なので、乾燥に強く、性質はとても丈夫なのだそう。
梅雨の湿気の多い時期に咲くのに「乾燥に強い」
というのが意外な感じがしますね。

あじさいに関しては本当に特記すべにことが多くて
なかなかすべて書き尽くすことができませんが、
また折にふれてお話していくことにします!

梅雨空、雨の滴、晴れ間の水色の空・・・
どんな情景にも美しく映える紫陽花。
もうしばらくこの季節の花を愛でてお楽しみください☆


ayako yumoto