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2008年1月9日(水) 初めての坐禅2・古家
「坐禅」といえば、とても厳しくつらい修行のイメージ。

・朝6時〜8時ってことだけど、2時間も座り続けるのかな〜。
・暖房なんてなくて、すごく寒いんだろうな〜。
・途中で足が痛くなったら、お腹がすいたら、どうしよう〜。
・辛抱が足りない!と厳しく叩かれたら、痛いんだろうな〜。

たくさんの不安を抱えて入ったお寺。

まず初めての人(日本人5名、イタリア人2名)は
住職から別の部屋で「禅の教えと坐禅の仕方」についての
簡単なお話しを聞きました。
「禅についての本や情報で、知識だけ豊富な人が増えているけど
大切なのは実際に座ってみること」。
「坐禅したからといって、なにかが得られるとか見返りを求めないこと」。
「ただひたすら座り続けることで【今ここに座っている自分】をみつめ
【無】になること」、など。

30分ごとに5分間の休憩があるから、
庭の景色をみたり、お手洗いに行くなど自由に過ごしていい。
ただ、大きな声でお喋りをしないこと。
坐禅の途中で足が疲れたら、組み替えてもいい。
我慢する必要はなく、身体を楽にして心を集中させること。

なんだか、とても心が楽になりました。

部屋もほどよい温度で、座布団もやわらかく(床に座るのを覚悟してたので)
叩かれる(ちゃんとした言い方がわからないのですが)のは希望者のみ。
50名ほどの人が参加していて
ちょっと緊張はしたけど、とても居心地がよかったです。
庭や竹林も美しく、お寺の中も、それはそれはきれいに掃除されていて
全体に清らかな空気が漂っていました。

とにかく、毎月第2火曜日に行っているとのことなので
また来ようと思いました。
なにか見返りを求めるためではなく、ただ無になるために。
それが、なかなか難しいのだけど。

yoshimi furuya