blog

 中野さん*リビングフラワーコースの作品

お正月は新年の歳神様をお迎えする行事。
歳神様はその家に生きる力と幸せを授けてくださいます。

そんな歳神様をお迎えするために、
私たちは大掃除をしたり、門松やお正月飾りを飾ります。
気づいたときから習慣としてやっていることですが、ちゃんと意味があるんですね。

お正月を彩る花材にもそれぞれに意味があるので、
flourishのお正月レッスンで使った花材を中心にご紹介しますね。


 *正月花材*

松・・常緑樹で一年中葉を落とさず青々としているため、永遠の命、不老長寿の象徴とされています。
   また歳神様が降りて来るための依り代(目印)にもなっています。
   お正月は「松の節句」とも呼ばれるほど、松は欠かせないものとなっています。

竹・・真っすぐに伸びる姿と、秩序正しくつく節目が一年の始まりにふさわしい「節操」を表現。
   ★レッスンでは使っていませんが、門松などでよく使われるのでご紹介しました。

千両・・「千両箱」から商売繁盛を、
    江戸時代、歌舞伎役者で技芸・風格供に備わった人気役者を
    「千両役者」と呼んだことから「芸事の上達」を意味し、願いを込めて用いられています。

菊・・中国の伝説や重陽の節句では菊の成分が体によく長生きできると信じられ、
   不老長寿の花として、また高貴、厄除けという意味もあります。

バラ・・中国では「長春」と呼ばれ、春が長く続くという意味から、おめでたい花のひとつ


それぞれの意味を知ってアレンジすると、心がこもって
部屋に飾っていても、なにか伝わってくるものがありますよね♪

今年のレッスンも、アレンジの技術だけでなく、
そういった意味も大切にしていきたいなと思っています☆

枝/松(若松)
花/ダリア、バラ(オール4ラブ)、(スイートアバランチェ)、
アカギク(ロリポップピンク)、(ロリポップパープル)、
千日紅(ローズネオン)、カーネーション(グリーン)
葉と実/千両
葉/レモンリーフ

yoshimi furuya


     暮らしの花をセンスアップ*flourish