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 今月後半のテーマ花材はホワイトレースフラワーです

科 名  セリ科 ドクゼリモドキ属 一年草
学 名  Ammi majus
英 名  Bishop's flower/weed
和 名  毒芹もどき(ドクゼリモドキ)
原産地  地中海地方
花 期  5〜6月
出回期  周年 旬 3〜4月
花 色  白、ワイン色
水揚げ  水切り

繊細な花がまるでレース編みの模様のようなので「ホワイトレースフラワー」と呼ばれ、
「レースフラワー」と呼ばれる場合もあります(いずれも和製英語)。

野菜の「ニンジンの花」によく似ていますが、それはニンジン属になり、
名前の似た「ブルーレースフラワー」「ピンクレースフラワー」の花も
トラキメネ属で、異なる花になります。

10〜20個の小さな花が集まったもの(散形花序といいます)が、
さらに傘状についています(複散形花序)。

和名の「毒芹もどき」という名は、家畜がこの花を食べると中毒を起こす、とか
日本に自生する猛毒の毒芹に花が似ていることから由来していますが
実際、この花に毒はありません。

果実には薬効があり、ヨーロッパでは強壮、健胃、利尿剤として使われていたそうです。

<POINT>
・水落ちしやすい葉や新芽は取り除いてアレンジしましょう。
・花びらが散りやすいので、飾る場所に注意します。
・小さな花が集まって大きなひとつの面的な形をしているので、
 複数の本数を飾る場合は、高低差をつけて立体感をだします。
・レースのような花がきれいにみえるよう、
 ふんわりとアレンジするナチュラルな作品に向いています。

yoshimi furuya


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