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今月前半のテーマ花材はブバリアです

科 名  アカネ(茜)科 ブバルディア属 常緑小高木
学 名  Bouvardia
英 名  Bouvardia
和 名  管丁字(カンチョウジ)、蟹の目(カニノメ)
原産地  熱帯アメリカ、メキシコ
花 期  5~6月、10~11月
出回期  周年 旬 5・6月
水あげ  手折り、湯上げ、水切り、たたく、十文字にはさみを入れる
花 色  赤、白、ピンク、紫、緑、オレンジ、複色など

ブバリアはメキシコ~中南米地域原産の熱帯の低木で30種が分布しています。

花は細長い筒状で、先端が4つに裂けて十文字のように開きます。
これが茎の先に何輪も固まって咲き(集散花序)、多いものでは30輪くらいつくそうです。
日本には昭和初期に渡来し、現在では品種改良が進み
切花の花保ちが向上し、花色も増え、一重咲き、半八重咲き、八重咲き、大輪系なども出回っていて
品種によっては甘い香りのするものもあるそうです。

ブバリアという名前は、ルイ13世の従医でフランス王室庭園長でもあった植物学者
シャルル・ブバールに由来しています。
和名の「管丁字」は、「丁子(チョウジ)」の花に似ているため「カンチョウジ」と呼ばれ
「蟹の目」は蕾の状態がちょうど蟹の目のように見えるので、「カニノメ」と呼ばれています。

切花ではフラワーアレンジメントや花束などに利用されることが多く
中でも白のブバリアは、清楚な雰囲気でブーケブライダルブーケにもよく利用されます。
この花の花言葉のひとつ「幸福な愛」はブライダルにピッタリですね。

今回は白のブバリアを使い花束を作ります♪
清楚で愛らしいブバリア。
きっと大好きになるかたも多いのではないかな・・

<POINT>
・手折りができるので、花瓶などに飾る場合はそのほうがよく水を吸います。
・咲き盛りを過ぎた花を取り除くと、つぼみも咲きやすくなり長保ちします。
・水下がりしやすく繊細なお花ですので、取り扱いは丁寧に。

junko uji


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