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 勝山さん*リビングフラワーコース

夏の間、イベントなどもあって写真整理とブログ更新が間に合わず、
たまってしまったフレンズ作品のご紹介と作品の解説、今日から連続でお届けします☆

教室を探してHPを訪れてくださったかたは教室選びのご参考に、
フレンズのみなさんは、ぜひ復習を兼ねてご覧ください。

7月のレッスンで行ったこちらのガーデンアレンジ、
以前も作品をご紹介しましたが、今回は解説を。
 鎌田さん制作のアレンジhttp://www.flourishj.com/day-20150721.html

これはいつもいっていることなのですが、
このところフラワーアレンジメント業界はパリスタイルを中心とした
ヨーロピアンスタイルがずっと長い間、流行っていて
だからこそ、日本ならではの花材や、スタイルを大切にしたいと思い
和風テイストのアレンジもレッスンするようにしています。

世界はどんどんグローバル化していて、
お仕事で海外のかたと接したり、旅行で海外へ行かれるかたも多いです。
そんなとき日本ならではの花や文化を紹介できたらステキだな、と思うのです。

実際、私もスイスのステキなお花屋さんを見学させていただき、
会話の流れで「花の茎のラインの見方」を説明したとき、
とても興味深く耳を傾け、よろこんでくださったのが印象的でした。

ヨーロピアンスタイルでは、茎のラインを生かしたアレンジはあまりなく、
そもそもラインの見方がわからないことがわかり、
このガーデンアレンジのように、ラインを生かしたアレンジが作れることは
日本ならではの感性で、とっても誇れることだなって気付いたんです。

茎のラインを生かすことで、自然な花の姿が生かされて
生き生きとしてみえますよね。
このアレンジでは、そんなことを学んでいただきたくてレッスンしました。

ちなみに、江戸時代に活躍した酒井抱一や尾形光琳の植物を描いた屏風絵に
インスピレーションを得てデザインしました。

http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=酒井抱一

自然に咲く花を描いた絵をみると心がなごんで、すごくほっとするんです。
それをアレンジで表現した作品で、みなさん、とてもステキに仕上がりました。

花/キキョウ、ツルバキア(ビオラセア)、ベロニカ
  グリーンスケール、スモークグラス
葉/キキョウラン、利休草、ハラン、モス

yoshimi furuya


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