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2015年8月20日(木) クルクマ・古家
 今月後半のテーマ花材はクルクマです

科 名  ショウガ科 クルクマ属 塊茎性(カイケイセイ)・多年草
学 名  Curcuma alismatifolia
英 名  Hidden lily、Queen lily
和 名  薑黄(キョウオウ)、春鬱金(ハルウコン)
原産地  熱帯アジア(インド、タイなど)
花 期  6月~10月
出回期  周年(旬/7〜8月)
水あげ  水切り
花 色  ピンク、白、グリーン、複色

クルクマの名前はアラビア語の「Kurkum=ウコン」からきています。
「黄色」という意味で、根茎に大量の黄色い色素が含まれることからきています。

花びらにみえる部分は「苞・ほう」で、実際の花は苞の間に咲きます。

タイではチャイヤプーム県のパー・ヒンガーム国立公園の自生が有名で、同県の県花にもなっています。
クルクマ属の仲間には、ウコンのように食用・薬用として使われる種類が多く、現地では観賞用より、根をたくあんやカレー粉の着色料や薬用として用いています。

日本へは、インドから江戸時代に渡来し、九州で栽培されていたようです。
また、1990年の大阪花博覧会でタイから球根が輸入され、観賞用として栽培されるようになりました。

タイや沖縄では仏花として飾られていますが、それらの地域以外では仏花とは関係なく、
一般の花として、またウェディングブーケに使われることもあります。
新しい品種も作られ、小型の白い「ブーディンプリンセス」や、
ローズレッド×ブラウンの複色で「紫苑」など人気のある品種が生まれています。

<POINT>
・暑さに強く、夏でも長く楽しめます。
・乾燥に注意し、午前中に霧吹きで保湿するとさらに長保ちします。
・花瓶の水は10cm以上入れましょう。
 
yoshimi furuya


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