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2015年12月28日(月) お正月花材・古家
今年も30日まで、毎年恒例のお正月アレンジを制作しています。
そこでお正月の由来とお正月花材についてまとめました。
作品の写真は新年に掲載しますね。


*お正月*    

昔からお正月はその年の新しい神様をお迎えし豊作を祈願した最も重要なお祭りでした。
そのなかでも7日までを松の内といい、1年の計を新たにします。

お正月に門松を立てるのは歳神様を迎えるための依代(よりしろ)。
つまり新年早々我が家へ訪れてくれる神様が迷わないための道しるべ。

もうひとつは1年の邪気を払うという中国の言い伝えの影響です。

お正月の花を飾ったり門松を立てるのは30日に行います。
29日は “苦立て” といって嫌い、また大晦日も “一夜飾り” といって避ける風習があります。
ただし、最近は “福(29)を招く” といって29日の飾るのを気にしないかたも増えているそうです。


*お正月花材*

 松  
松は百樹の王。常緑樹であることから「永遠」のシンボルとされ、神の宿る木として尊ばれてきました。
神様の依代(よりしろ=道しるべ)としてその松を門に立てて神様を迎えようとするのが門松。
玄関や床飾りにも松を飾ったり、いけたりするのは家の隅々まで神様を迎えたいという心からです。
また「永遠」=「不老長寿」として長寿と健康のといった願いも込められています。
地方によっては松以外の常緑樹で杉、桧、榊などを用いるところもあります。

 竹  
幹がまっすぐに伸びて、成長が早いところから「純真、素直、成長」という願いを込め、
縁起がよいとされています。また節を「節操」に通じさせました。

 梅  
寒中に凛として花を咲かせる姿に「高潔」を、実を沢山つけるので「繁栄、繁殖」の願意をもちます。

 千両 
千両は千両役者に通じて「芸の上達」への願いを、また千両箱にかけて「商売繁盛」の願いを込めました。
同じ赤い実でも垂れ下がるのが万両です。
赤い実は「商売繁盛や厄よけ、子孫繁栄」などの願意をもちます。

 南天 
「災難を福に転じる」との縁起をかついでいます。
もともと薬用に用いられたことから昔の人が庭に1本は必ず植えた木です。

 水引 
水引の数は、慶事は奇数、弔事は偶数で使います。
色は慶事は紅白・金銀・金と赤など、弔事は黒白・銀一色・黄と白など。


yoshimi furuya


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