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2016年2月2日(火) 節分の風習
 豆まきで邪気を払い、福を呼び込みます

明日、2月3日は節分ですね。
節分は立春の前日のことをいいますが、
太陽の角度が315度になった日が立春と決められているので
年によって日が前後し、2月3日頃となっています。
毎年同じ日とは限らないのですね。

節分といえば、すぐに思い浮かぶのが豆まきですが、
そんな節分の風習についてまとめてみました。


 節分とは・・・
 季節の節目の分け目を意味し、もともとは立春、立夏、立秋、立冬の前日でした。
 のちに、春を迎え、新年の初めである立春の前日だけをさすようになりました。


 【豆まき】
 疫病や災害を鬼にたとえ追い払う中国の「追儺」(ついな)という行事に由来。
 豆には霊力があると考えられ、豆をまくことで邪気を払い、福を呼び込むと考えられています。

  <豆まきの作法>

  1.節分の前日、福枡に大豆を入れて、神棚に供える。

  2.節分の夜、家中の戸を開け、一家の主人または年男が
   「鬼は外、福は内」と言いながら家の内外に豆をまく。
    豆は力いっぱい投げ、声も大きいほうが厄払いになる。
    その後、福が逃げないように扉を強く閉める。

  3.それぞれの歳の数だけ豆を食べ、一年の無病息災を祈る。


 【柊挿し】ひいらぎさし
 節分の日に、焼いたイワシの頭を柊の枝に刺し、家の軒先や戸口、窓口などに挿し置きます。
 柊のトゲが鬼に目を刺し、鰯の悪臭で家に邪気が入るのを防ぎ魔除けになるため。


 【恵方巻き】えほうまき
 節分の夜に太巻きを切らずに、恵方(2016年は南南東)を向き、
 無言で願い事を心の中で唱えながら食べます。
 一年間、無病息災で過ごせるという関西ではじまった風習。
 具材に決まりはないのですが、定番は七福神にちなんで
 「かんぴょう、でんぶ、きゅうり、しいたけ、うなぎ、えび、だし巻き」
 の7種類といわれています。
 
 *追記* 
 ある記事によると
 江戸後期から明治初期に大阪の商人主たちが花街で、
 お気に入りの芸者にさせていた遊びの一つだったそうで
 海苔卸屋組合やコンビニが商売繁盛のために「風習」として流行らせたそうです。


地域によって多少違うところもあるようですが、節分についてまとめてみました。

1月後半のレッスンで作った水仙の花瓶活けは節分と立春にも飾れるデザインにしました。
見本で作った作品はまだきれいに咲いているので、立春まで楽しんでいただけるかなーと思います。
まだまだ寒い日が続いていますが、暦の上では春がやってきます☆

 
yoshimi furuya


*参考文献* 
『おうち歳時記』(成美堂出版)
『季節の行事と日本のしきたり』(新谷尚紀/毎日コミュニケーションズ)


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