blog

2018年7月5日(木) 思い出と熟成
Jodo-ji Temple and Hiohachiman shrine at Ehime Prefecture, Shikoku.


実家から徒歩2分の四国第49番札所 浄土寺と日尾八幡神社です。

浄土寺(左上から時計回りに4枚)
日尾八幡神社(右下から5枚)

子どもの頃からの思い出がいっぱいの場所。
この景色を日常的に眺めていたなんて風情があるなぁ、と今なら思えるのですが、そんな風に感じるようになったのはつい最近のことです。


四国といえば八十八ヶ所、お寺に恵まれた場所柄のためか小学生のときから遠足といえばお寺、写生大会といえばお寺、なにかとお寺、お寺・・でした。


松山は俳人・正岡子規の出身地ということで、何かの節目などには俳句を詠まされ・・言葉は悪いのですが、よろこんで詠んでいるこは少なかったように思います・・・
ウンザリしていた私が中学の卒業文集で提出した句は、高校受験のため全員強制参加の早朝補習を詠った

走ったぞ なんとか補習間に合った

風情など微塵もなく、リアルな中学生活をそのまま言葉にしたものでした。。。


さらに愛媛は砥部焼の産地でもあるので、何か行事があると湯呑みに絵付けをするのも恒例で


お寺、俳句、焼き物・・・


今なら、そう、大人になった今なら有り難く愉しめますが、、小学・中学・高校生の子どもにとっては地味過ぎました・・・。


でも、そんなこともふくめて今はすべてが懐かしく感じるのですから不思議なものですね。


そんな子ども時代の経験や慣れ親しんだ景色が、今の私に何か影響を与えてくれているのか、フラワーアレンジメントの仕事に役立っているのかというと、正直なところよくわかりません。

だけど、年月を経て感じかたが変わってきたように、いつか点が線に繋がるときが来るのかもしれないので、今は将来の私がどう感じるのかを楽しみに、そのまま熟成させておこうと思います(╹◡╹)



yoshimi furuya



     暮らしの花をセンスアップ*flourish