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2013年5月7日(火) シャクヤク・山口
今月前半のテーマ花材は「シャクヤク」です。

科 名  ボタン科ボタン属の多年草植物
学 名  Paeonia lactiflora
和 名  シャクヤク(芍薬)、エビスグサ(夷草)
原産地  東アジア
花 期  4~6月
出回期  4~6月
水あげ  水切り、湯上げ
花 色  赤、紫、ピンク、白、黄、橙、複色など

古くから「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という例えがあるように、
高貴な美しさを漂わせ、豪華な花を咲かせます。
シャクヤクはボタンと同属の植物ですが、ボタンが木であるのに対し、
シャクヤクは冬になると地上部の茎葉が枯れて、根の状態で休眠する草に分類されます。

チベットからシベリア、朝鮮半島の一部にかけての東アジアが原産地で、
日本には平安時代に薬用として渡来し、その後観賞用として多数の品種が
生み出されたそうです。

香りによる分類
〇ロージーグリーン・・・キクに見られるツンとした青さ、カンファー(樟脳)の香りと、
            バラの甘い香りを併せ持っている。切り花品種の大半を占める。
〇グリーン・・・・・・・キクのような香り。
〇ロージー・・・・・・・甘く濃厚なバラの香り。
〇ロージーオーキッド・・バラの甘い香りにカトレアなどの蘭のスパイシーな香りを
            併せ持っている。

ポイント
・つぼみにベタベタとした蜜がついていたら、洗うか拭き取ると咲きやすくなります。
・軽くつぼみを揉みほぐすと咲きやすくなります。
・余分な葉は取り除き、深水でしっかり水があがるようにしましょう。
・咲いたシャクヤクの花は大きく重みがあるため、高さは出さずに低めに活けるか、
 高さのある花瓶に活けるとよいでしょう。

naoko yamaguchi


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