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大地に花咲くワイルドフラワー
（写真／上から）エバーラスティング、グラスツリーとスモークブッシュ、コットンフラワー


視野が広がるといいな・・・
25年前、フラワーアレンジメントを習い始めた頃、ステキなアレンジを作れるようになりたいという願いとともに、漠然とそんなことも考えていました。

そして今、花を通して想像以上に視野が広がっていることに驚いています。

表参道の教室で講師をしていた頃、先輩にあたる先生たちは本当に花やアレンジが大好きで、勉強熱心で、ヨーロッパなどへ出掛けて帰ってくると興奮気味に旅先での話しを聞かせてくれました。

講師になりたての私はまだよく訳も分からず、そんな先生たちの様子に圧倒されていましたが、今ではその先生たちの気持ちがとてもよくわかります。

そして、そんな情熱のある先生たちに囲まれて花を学んで来られたことにとても感謝しています。

そんな私自身の経験や想いもあって、この『オーストラリアの旅』も長い掲載となりました。

建築家の人はどこへ行っても建築物が気になるでしょうし、ファッション関係の仕事をしている人は、やはりファッションに目がいくでしょう。

そんな風に、なんでもいいと思うのです。

なにかひとつ、長い間触れているものがあると視野が広がります。
これまで見えていなかったものが見えてきます。

いつもは個人旅行ですが、今回は久しぶりにツアー旅行への参加でした。オーストラリアなのに、グレートバリアリーフでもエアーズロックでもなく、『ワイルドフラワー巡り』というこのちょっとマニアックな旅行に参加する人はどんな人たちなんだろうと思っていたのですが　←自分のことはさておいて！ 花や自然が大好きな、とてもステキな人たちの集まりでした！

同じ想いを持った方たちと一緒に旅をすると、こんなに楽しいものなんだということを知りました。ご一緒したみなさんに感謝しています。

そして、長いこの旅行記を読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

なにかひとつでも新しい気づきがあれば、うれしく思います。



yoshimi furuya


　　　　　暮らしの花をセンスアップ＊flourish