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2015年9月10日(木) リンドウ・宇治
 今月前半のテーマ花材はリンドウです

科 名  リンドウ科 リンドウ属 
学 名  Gentiana scabra var. buergerii
英 名  Japanese gentian
和 名  竜胆(リンドウ 生薬名:リュウタン)
原産地  世界のほぼ全域(アフリカの一部を除く)、日本
花 期  9月~11月(最盛期は9月)
出回期  6月~11月(旬/7〜10月)
水あげ  水切り、手折り
花 色  青、紫紅、白、ピンク、複色(白×青)


リンドウ科の植物は世界に約90属1700種が分布、
日本には10属約30種が分布しており、秋の山野草の代表花として知られています。

リンドウの名前は中国名の「竜胆」に由来しており、
これは、リンドウの根が漢方薬として有名な「熊胆」(ゆうたん)と同じくらい苦く、
これに匹敵するのは竜の胆くらいしかないんじゃないか、ということで付いた名前と言われ
竜胆(りゅうたん)が訛って「リンドウ」と呼ばれるようになったそうです。

リンドウの薬効は主には苦味健胃、消化不良、食欲増進、解毒などに効果があります。
(学名のGentianaは西洋で初めてリンドウの薬用効果を発見したとされる皇帝ゲンティウスに由来)

花は茎の先や葉の脇にラッパ形で筒状の花を数輪付け、
花冠は長さ4センチから5センチで、先が5つに裂け、日光を受けると開き、夜は閉じます。
雨や曇りの日は閉じたままで、室内の弱光では開花が難しいようです。

現在では数多くの品種が出回り、色や形のバリエーションも豊富になったリンドウ。
花が開花するタイプと、つぼみのまま開花しないタイプがあります。

切花として流通しているリンドウは、日本に昔から自生していた
「エゾリンドウ群」と「ササリンドウ群」が交配親になっていて
”咲くリンドウ”と”咲かないリンドウ”は、
この2つの親リンドウの違いにあるといわれているそうです。

【エゾリンドウ】
北海道に自生するエゾリンドウ群はスラリと長く伸びた茎に沢山の花をつけ、
開花が早いため 切花には最適なタイプ。
鮮やかな濃紺の花色も素晴らしく、切花向け品種の交配親として古くから品種改良に使われてきました。
8月頃から出荷が始まり、いち早く秋の花としてお盆やお彼岸にと、人気の早生リンドウです。

【ササリンドウ】
北海道をのぞく日本全土の山に自生していて開花期は9~10月と遅めです。
花弁がクルンと反り返るように開花するのが特徴で、
現在流通している晩生の花弁が開くタイプのリンドウは、このササリンドウを親にもつ品種群です。
ササリンドウが咲いた様子は大変可愛らしく、咲くリンドウ=ササリンドウ系品種は人気があります。

合わせる花によって様々な表情を見せるリンドウ。
今回はどんな顔を見せてくれるのでしょうね・・・♪

<POINT>
・上手に切り分けてムダのないように花を活かしましょう。
・余分な葉は取り除きましょう。
 
junko uji


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