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2015年10月3日(土) 千日紅・宇治
 今月前半のテーマ花材は千日紅です

科 名  ヒユ科 センニチコウ属(ゴンフレナ属) 一年草
学 名  Gomphrena globosa(ゴンフレナ・グロボーサ)
英 名  Globe amaranth、Bachelor's button
和 名  千日紅(センニチコウ)、千日草(センニチソウ)
原産地  熱帯アメリカを中心とした熱帯各地 
花 期  7月~10月
出回期  周年(旬/7〜9月)
水あげ  水切り、湯揚げ
花 色  紫、白、赤、ピンク

センニチコウは熱帯アメリカを中心とした熱帯各地で、およそ100種が分布していて
日本には江戸時代前期に渡来したとされています。

紫、白、赤、ピンクに色づいた花に見える部分は実は花ではなく、苞葉(ほうよう)の集まりで、
本当の花は、苞の間に隠れるように埋まっています。
咲いている時からドライフラワーのようなカサカサとした感触の苞を楽しみます。

センニチコウ(千日紅)という名前は、百日咲き続けるといわれるサルスベリ(百日紅)よりも、
この花が長く咲くことに由来していて、夏から秋にかけて花の色が褪せずに
咲き続けることから付けられたと言われています。
実際にドライフラワーにしても花色があせず、長い間楽しむことが出来ます。
花言葉のひとつも「色あせぬ愛」だそうです。

千日紅には、グロボーサ系とハーゲアナ系があります。

【グロボーサ系】 花壇などにもよく栽培されるもので全体に枝振りがよく、
         葉もソフトな感じのものです。
         葉が多く萎れやすいため、葉をなるべく減らして湯揚げにします。

【ハーゲアナ系】 切花専用に栽培され、枝別れもあまりありません。
         ほとんど葉がありませんので、水切りするだけで大丈夫です。

今回は白の千日紅を使って花束を作ります。
夏とは違う秋のニュアンスただよう白×グリーンの花束をお楽しみくださいね♬

<POINT>
・千日紅は開花が進むにつれて、卵型に伸びてくるため、なるべく球形に近いものを選ぶ。
・水揚げがしっかりとできた葉のきれいなものを選ぶ。
・ドライフラワーになります。

junko uji


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