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2015年11月5日(木)
バラ・古家
ニュアンスカラーのバラ*左からブラックティー、デザート、カフェラテ
お待たせしました!
10月のレッスンで使用したバラについての詳細です。
ひとつひとつのバラを検索して調べているのですが、
情報が沢山あるとそれをまとめるのに時間が掛かり、
情報がないと探すのにこれまた時間が掛かってしまい、
遅くなって申し訳ありませんでした。
まとまった時間がないとなかなかできないことなのですが、
調べだすとすごく勉強になって、楽しくて、夢中になります。
ここでご紹介しているバラから6種類を使ってレッスンしました。
ぜひ、復習を兼ねて目を通してみてくださいね☆
レオニダスやブラックティーは今から20年前、
私が表参道の花屋&フラワー教室で講師をしたりブライダルブーケを作っていた頃、
とても人気のあるバラで、レッスンやお色直しのブーケによく使っていました。
この頃は深みのあるブラウン系のバラが大人気で、私も大好きでした。
ところが気がつくと、いつの間にかあまり見掛けなくなって
今回のレッスンで仕入れようと思い、市場のカタログを調べたところ
どちらも「希少種」となっていました。
切り花用のバラは売れなければ淘汰され、
5年くらい売れ続ける品種はあっても、10年売れ続ける品種は非常に少ないといわれています。
世界中から次々と新しい品種が発表され、販売されていくので、
売れないと作られなくなるバラもあるわけですが
かといってそのバラに魅力がなくなったわけでありません。
大好きなバラ、思い出のあるバラをみられなくなるのはとてもさみしいことです。
どうかこれからもなくなることがありませんようにと願わずにはいられません。
*レッスンで使用したバラ*
・ランハーツ+ Run Hearts+
作出/2014年 オランダ LEX+社(LEX+社作出の名前には+がついています)
剣弁高芯咲き 香り/なし 花保ち/★★★
マットな質感のピンク系オレンジ、ややフリルがかった花びらのフチにほんのり入る緑色が上品な印象。
とても花保ちがよい。
・ブラックティー Black Tea 【写真/左】
作出/1973年 京阪園芸(日本)
半剣弁高芯咲き 香り/★★★ ティー 花保ち/★
茶系バラの代表品種。春は青み、夏場は赤みが強く、秋は紅茶色。
気温によって色が変化する。
咲きが早いので要注意。希少種。
・レオニダス Leonidas
作出/1995年 フランス メイアン社
丸弁高芯咲き 香り/★ ティー 花保ち/★★★
弁表は赤茶色、弁裏はクリームの複色。高温期にはオレンジ味が強くなる。希少種。
名前はベルギーのチョコレートブランド「レオニダス」に由来。
このレオニダスは創業者の名前で、
ロゴマークには同名の古代ギリシアのスパルタ王、レオニダスが描かれている。
・デザート Desert 【写真/中央】
作出/2004年 オランダ オライローゼン社
丸弁咲き 香り/★ ティー 花保ち/★★★ 開花が早い
外弁がグリーンがかったシルバー系のベージュ色が特徴。
花保ちはよいが、湿度が高いと花弁から腐ることもある。
名前は英語で「砂漠」の意味。
・ハロウィン Halloween
作出/不明
半剣弁高芯咲き 香り/★ ティー 花保ち/★★★
深みのあるシルバーピンク紫の花色が特徴。咲くにつれ淡い色に変化する。
生産本数減少。
・カフェラテ Caffe Latte 【写真/右】
作出/2005年 オランダ デ・ルイター社
クラシカル(半剣弁高芯咲きの説もあり) 香り/★★ ティー&スパイシー 花保ち/★★
エスプレッソにミルクを入れたカフェラテの色をイメージしたアプリコットブラウンの花色。香りあり。
丸い花びらが特徴で、咲き始めると高芯咲きで開ききるとクラシカルな花形に。
・SPバラ ココチーノ Cocochino
作出/2004年 オランダ インタープラント社 作出者/George Peter Ilsink
小輪スプレー・剣弁高芯咲き 香り/なし 花保ち/★★★ ゆっくり開く
正式名は「ロサ ‘ティラミス’・Rosa ‘Tiramisu’」。
欧米では「ティラミス」、日本ではココア+カプチーノの「ココチーノ」で流通している。
弁表は赤茶色、弁裏は黄色みのあるアイボリーの複色。
ティラミスのような色になり、褪色がすすむとミルクココアのような色に変化。
夏場は朱赤っぽくなる。
・SPバラ テディベア フランス メイアン社
作出/1989年 アメリカ(作出者/Savile)説とフランス メイアン社説があり正確には不明
小輪スプレー・半剣弁咲き 香り/★ 花保ち/★★ 開花しやすい
朱色のツボミからレンガ色、そして濃い肌色に変化。春と秋で微妙に色が異なる。
ミニバラとしては比較的大きな花で形もよい。
yoshimi furuya
暮らしの花をセンスアップ*flourish
お待たせしました!
10月のレッスンで使用したバラについての詳細です。
ひとつひとつのバラを検索して調べているのですが、
情報が沢山あるとそれをまとめるのに時間が掛かり、
情報がないと探すのにこれまた時間が掛かってしまい、
遅くなって申し訳ありませんでした。
まとまった時間がないとなかなかできないことなのですが、
調べだすとすごく勉強になって、楽しくて、夢中になります。
ここでご紹介しているバラから6種類を使ってレッスンしました。
ぜひ、復習を兼ねて目を通してみてくださいね☆
レオニダスやブラックティーは今から20年前、
私が表参道の花屋&フラワー教室で講師をしたりブライダルブーケを作っていた頃、
とても人気のあるバラで、レッスンやお色直しのブーケによく使っていました。
この頃は深みのあるブラウン系のバラが大人気で、私も大好きでした。
ところが気がつくと、いつの間にかあまり見掛けなくなって
今回のレッスンで仕入れようと思い、市場のカタログを調べたところ
どちらも「希少種」となっていました。
切り花用のバラは売れなければ淘汰され、
5年くらい売れ続ける品種はあっても、10年売れ続ける品種は非常に少ないといわれています。
世界中から次々と新しい品種が発表され、販売されていくので、
売れないと作られなくなるバラもあるわけですが
かといってそのバラに魅力がなくなったわけでありません。
大好きなバラ、思い出のあるバラをみられなくなるのはとてもさみしいことです。
どうかこれからもなくなることがありませんようにと願わずにはいられません。
*レッスンで使用したバラ*
・ランハーツ+ Run Hearts+
作出/2014年 オランダ LEX+社(LEX+社作出の名前には+がついています)
剣弁高芯咲き 香り/なし 花保ち/★★★
マットな質感のピンク系オレンジ、ややフリルがかった花びらのフチにほんのり入る緑色が上品な印象。
とても花保ちがよい。
・ブラックティー Black Tea 【写真/左】
作出/1973年 京阪園芸(日本)
半剣弁高芯咲き 香り/★★★ ティー 花保ち/★
茶系バラの代表品種。春は青み、夏場は赤みが強く、秋は紅茶色。
気温によって色が変化する。
咲きが早いので要注意。希少種。
・レオニダス Leonidas
作出/1995年 フランス メイアン社
丸弁高芯咲き 香り/★ ティー 花保ち/★★★
弁表は赤茶色、弁裏はクリームの複色。高温期にはオレンジ味が強くなる。希少種。
名前はベルギーのチョコレートブランド「レオニダス」に由来。
このレオニダスは創業者の名前で、
ロゴマークには同名の古代ギリシアのスパルタ王、レオニダスが描かれている。
・デザート Desert 【写真/中央】
作出/2004年 オランダ オライローゼン社
丸弁咲き 香り/★ ティー 花保ち/★★★ 開花が早い
外弁がグリーンがかったシルバー系のベージュ色が特徴。
花保ちはよいが、湿度が高いと花弁から腐ることもある。
名前は英語で「砂漠」の意味。
・ハロウィン Halloween
作出/不明
半剣弁高芯咲き 香り/★ ティー 花保ち/★★★
深みのあるシルバーピンク紫の花色が特徴。咲くにつれ淡い色に変化する。
生産本数減少。
・カフェラテ Caffe Latte 【写真/右】
作出/2005年 オランダ デ・ルイター社
クラシカル(半剣弁高芯咲きの説もあり) 香り/★★ ティー&スパイシー 花保ち/★★
エスプレッソにミルクを入れたカフェラテの色をイメージしたアプリコットブラウンの花色。香りあり。
丸い花びらが特徴で、咲き始めると高芯咲きで開ききるとクラシカルな花形に。
・SPバラ ココチーノ Cocochino
作出/2004年 オランダ インタープラント社 作出者/George Peter Ilsink
小輪スプレー・剣弁高芯咲き 香り/なし 花保ち/★★★ ゆっくり開く
正式名は「ロサ ‘ティラミス’・Rosa ‘Tiramisu’」。
欧米では「ティラミス」、日本ではココア+カプチーノの「ココチーノ」で流通している。
弁表は赤茶色、弁裏は黄色みのあるアイボリーの複色。
ティラミスのような色になり、褪色がすすむとミルクココアのような色に変化。
夏場は朱赤っぽくなる。
・SPバラ テディベア フランス メイアン社
作出/1989年 アメリカ(作出者/Savile)説とフランス メイアン社説があり正確には不明
小輪スプレー・半剣弁咲き 香り/★ 花保ち/★★ 開花しやすい
朱色のツボミからレンガ色、そして濃い肌色に変化。春と秋で微妙に色が異なる。
ミニバラとしては比較的大きな花で形もよい。
yoshimi furuya
暮らしの花をセンスアップ*flourish