blog

 フレンズ作品*リビングフラワーコース

タンチョウアリアムを使ったレッスンでは、
花や葉のラインを生かしたリニアスタイルで和風アレンジを作っています。

一点集中で花を挿していきますが
前後左右(奥行と手前)にバランスよく挿さないと作品が倒れてしまいます。
制作中にあまり難しく考えることはないのですが、
一応こういう理論も理解しておくといいかなと思って書いてみます。

実はこれってバレエなどの踊りで、片脚立ちでポーズをとっているのと同じ。
身体の重心(丹田)を軸にしてバランスを取ることで、
倒れずに身体を支えることができているんです。

アレンジでいうとメカニカルフォーカルポイント(一点集中の場所)が
その軸にあたります。

リニアスタイルは形に決まりがないので、
バレリーナが場面に応じて美しいポーズをきめるように、
作品も飾る場所に応じて、きれいな仕上がりになっていればOKです。
写真の3つの作品も形は違うけれど、それぞれにきれいですよね。

バレエを見ることがあれば、写真やポスターでもいいから
そんなことも意識してみてみると面白いですよ。

*今回、見本作品は少ない花材で作っているため
代わりにフレンズの作品をいつもより多くアップしました。

花/アリウム・ギガンジウム、タンチョウアリウム、リシアンサス
葉/オクラレウカ、青ハラン、ナルコラン


yoshimi furuya



     暮らしの花をセンスアップ*flourish