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2017年3月20日(月) 二十四節気 春分
季節のめぐりを告げる二十四節気

二十四節気についてはこちら
http://flourishj.com/blog/entry-b2021.html


今年は
3/20(月)〜4/3(月)までが
【春分/しゅんぶん】

初日の3/20が
【春分の日】となり、
「生物をたたえ、自然をいつくしむ日」として
国民の祝日になっています。

春分の日は
昼と夜の長さが
ほぼ同じになる日でもあり、
この日を境に陽が延び
寒さが和らいでいくため
農作業ではこの日に
種付つけをする地方もあるそうです。

そのため
暑さが和らぐ秋の彼岸とあわせて
「暑さ寒さも彼岸まで」
といわれています。

春分の日を中日とし
前後3日間を合わせた7日間を
「春彼岸」といい、
はじめの日を「彼岸の入り」
最後の日を「彼岸の明け」とよびます。


【お墓参り】
春分の日は太陽が真東から昇り
真西に沈むため、
西にある彼岸(あの世・仏様が住む極楽浄土)と
東にある此岸・しがん(この世)が
つながると考え、
先祖の霊を供養するようになったそうです。

ちなみに
彼岸と此岸の間にあるのが
三途の川(さんずのかわ)になります。


【ぼた餅とおはぎ】
お彼岸にお供えする「ぼた餅」と「おはぎ」。

春は春に咲く「牡丹」にちなんで「牡丹餅」
秋は秋に咲く「萩」にちなんで「御萩」

小豆は秋に収穫されるので
春は固い皮を取ったこしあんのぼた餅、
秋は皮ごと使った粒あんのおはぎ
とのこと。

お餅は五穀豊穣を意味し
小豆の赤色は邪気を祓うといわれ、
日本の行事に欠かせません。

昔は甘いものが貴重だったため
ぼた餅はご馳走でした。
思いがけずよいことがあると
「棚からぼた餅」といって
幸運の象徴とされているのも
そのため。


ちなみにお彼岸に先祖の供養をするのは
ほかの仏教国にはない日本ならではの行事。

「彼岸」という言葉は
サンスクリット語の
「波羅蜜多/はらみた」の漢語訳にあたり
「悟りの境地」という意味があるそう。

そのため、彼岸は
仏の教えを実践する期間
とされているそうですよ。

悟りの境地、仏の教えを実践・・・
なんだか私には難しそうですが、
お彼岸のこの期間にご先祖様を想って
心を静める時間を過ごすことなら
できそうです。
まずは自分のできるところから
やってみようかな。


参考文献/「暮らしの歳時記」
「季節の行事と日本のしきたり」
「歳時記・にほんの行事」
「おうち歳時記」


yoshimi furuya


     暮らしの花をセンスアップ*flourish