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2017年4月3日(月) 二十四節気 清明
季節のめぐりを告げる二十四節気

二十四節気についてはこちら
http://flourishj.com/blog/entry-b2021.html


今年は
4/4(火)が【清明/せいめい】です。

二十四節気は期間で表すこともあるため、
4/20の穀雨までの
4/4(火)〜4/19(水)を
清明とも言います。

江戸時代に書かれた「暦便覧」には
「万物発して清浄明潔なれば、
此芽は何の草としれる也」
意味/
空気は澄み、
陽光は明るく万物を照らし、
全てがはっきり鮮やかに見える頃
と書かれており

「清浄明潔/せいじょうめいけつ」
意味/
万物がけがれなく清らかで生き生きしている
の略から「清明」となったそうです。


【清明風】
春の温かい空気を運んでくれる
南東から吹いてくる風のこと。
それまでの北風とは明らかに異なる風です。


【発火雨/はっかう】
この季節に降る静かな雨のこと。
「桃花の雨/とうかのあめ」とも呼ばれます。


【中国の清明節】
日本のお盆のような日にあたり、
先祖のお墓の草むしりや掃除をする日
「掃墓節/そうぼせつ」とも呼ばれていました。

気候がよく散歩によい時期なので
「踏青節/とうせいせつ」とも呼ばれています。

青は青い草を指し、草を踏みながら歩く
この時期をイメージしているそう。


【沖縄の清明節】
沖縄では、中国に近いこともあり
「清明祭」が行われ
「シーミー」や「ウシーミー」と読みます。

清明~穀雨の休日に行われる行事で、
先祖のお墓に親戚が集まり、
掃除やお供えの後に
ご馳走を食べる祖先供養の行事で
中国と同じですね。



二十四節気は中国の内陸部、
湿度の低い地域から来ているので
この時期、万物がはっきり鮮やかに見えるのだろう、
日本は「春霞」というように
遠くまですっきり見えるわけではない、
とも言われているようです。

だけど、この季節のキラキラとした
春の日差しと植物の生命力には
明るく清らかなパワーを感じて
「清明」という名前はまさに
その通りだなと思うのですが、
みなさんはいかがですか?


参考文献/
「暮らしの歳時記」
「日本の年中行事」
「日刊 こよみのページ」


yoshimi furuya


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