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2018年11月23日(金) 勤労感謝の日


今日は『勤労感謝の日』ですね。


夫/今日は勤労感謝の日なんだね
私/誰が誰に、何の勤労を感謝する日なんだろう?
よくわかんない日だね

朝、そんな会話を交わしたあとFBをみると
勤労感謝の日についての投稿が載っていてビックリ!



【勤労感謝の日】

天皇陛下と共に、日本国の豊穣へ感謝の祈りを捧げる日です。

今日23日の夕刻(午後6時)と暁刻(午後11時)に
新嘗祭(にいなめさい)が宮中で執り行われます。
*陛下は年齢を考慮して“夕の儀”(よいのぎ)のみ
出られるそうです。

これは国民にとって一番大切な行事です。

陛下は湯で身を清め、
白の絹でできた伝統の「御祭服(ごさいふく)」に身を包み
(この白装束は身動きもなかなか取れないくらい重いんだそう)
暖房も無い過酷な寒さの中、
正座で、ただひたすら国民のために2時間祈ります。

儀式中は誰も中へ入る事が許されず
カミゴトを手助けする2人の巫女(采女ウネメ)のみ。

2,600年間、歴代天皇が行ってきた通りに
全国47全ての都道府県から届けられたお米を、
天皇陛下と神々で*直会(なおらい)します。
*神前に供えたものを神と人とが共に食べること。

今日は86歳の平成天皇、最後のお祈りとなります。




現在、勤労感謝の日は
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
ことを趣旨としています。

農業国家である日本国は
古くから神々に五穀の収穫を祝う風習がありました。
その年の収穫物は一年を養う大切な蓄えとなることから
収穫物に感謝する大事な行事として
皇極天皇の時代に始まったのが新嘗祭(にいなめさい)。

第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって
天皇行事・国事行為から切り離される形で
改められたものが「勤労感謝の日」です。

統治下に置かれる戦前までは
全ての国民にとって一番大切な行事でした。



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街を歩けば食べ物があふれている現代の日本、
都市に暮らしていると
収穫物に感謝する、ということが
なかなかぴんとこないのが正直なところですね。

でも、私たちがこうして生きていられるのは
太陽が降り注ぎ、雨が降り、四季のめぐりによって
農作物の収穫があってこそ。

その感謝の祈りを
国民を代表して天皇陛下が祈ってくださるわけで、
頭が下がりますね。

暖房もなしで正座で2時間。。はちょっと無理でも、
陛下がお祈りしてくださっている間、
ほんの数分でも一緒に感謝の祈りを捧げたいなと思います。



yoshimi furuya



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